ブログ

本当にあったお葬式の話し・・・

葬儀業界に飛び込み、早10年が経ちました。

こんちには!大阪で葬儀会館を展開しておりますフローラルホールの川吉です。

若干20歳でフローラルホールに入社し現在30歳、この10年で変わったのは私の腹回りだけではありません…(笑)この葬儀業界も大きく変わってきました。今回は、お葬式の移り変わりと今後のお葬式の在り方について、お話させて頂きます。

と、その前に川吉の初めてのお葬式のエピソードを少しお話させていただきます!

それは逆上る事10年前・・・

初めて現場に出た日の事は、今でも忘れもしません。それは先輩の担当する家族葬を見学した時の事でした・・・

そこには、私と同じく緊張した面持ちで、現場初日を迎えるスタッフAが居ました。

 

滞りなく儀式が終わり、最後に、祭壇のお花をスタッフが切り、ご家族の方がお棺にお花を納めるのですが、焦った私は誤って

ハサミで手をバッサリ!切ってしまいました。当然痛みはありましたが、こんな大切な場で何てことをしてしまったんだ...

と焦りの方が強く出血しながらも家族の方には気づかれず、無事に花切りは終了しました。痛みを堪えながら、落ち着いたタイ

ミングで近所の病院に駆け込むと、信じられない光景が私の視界に飛び込んで来たのです!!

 

 

 

病院の処置室から、手に包帯を巻いたスタッフAの姿が...彼に話を聞くと、僕よりも早い段階で深く手を切っていたようで、すぐ病院に駆け込んだそうです!こんな奇跡の様な出来事は、この事が最初で最後でした。

今では、初めて現場に出たスタッフには『ゆっくりで良いから手だけは切らないようにね』が決まり文句になっています(笑)

 

ハプニングは突然に!・・・

今となっては当たり前になっている『家族葬』という言葉、私が葬儀業界に入った時にはほとんど聞きませんでした。『家族葬専用ホール』を謳っているフローラルホールでも、ご近所の方や会社関係の方が参列される『一般葬』をたくさんお手伝いさせて頂きました。葬儀の場所も葬儀会館だけではなく、ご自宅や地域の集会場を利用するケースも多々ありました。

私が初めて担当者としてお葬式をしたのも大阪市内の集会所でした。長年理髪店を営んでいた方のお葬式で、ご近所のご友人がたくさん参列されました。ご年配の方が多数来られたのですが、基本的には座布団を使う集会所らしく、イスは数えるほどしかありませんでした。全員にご提供出来る数が無かった為、あえてイスは出さずにいると、それを謀ったかのように、

杖をついたおばあちゃんが…

 

さすがにイスを出さないわけにも行かず、イスを用意すると予想通りの展開が・・・

『こっちも頼むわ』『座布団から全部イスに変えて』とのお声が…必死の思いで、状況をご説明し、なんとかご納得頂けたのも

束の間!トラブルがトラブルを呼んだかのように、儀礼に来られていたお寺様がまさか、階段を踏み外し転倒され、

救急車を呼ぶ事態に!!!幸いお怪我はありませんでしたが、お寺様もご年配の方だった為、大事をとって急遽代わりのお寺様

に来てもらい、事なきを得ました。

 

 

…と、よくハプニングに見舞われていますが、上記は特殊なケースですのでご安心を(笑)

そんな私も今では葬祭部 部長!

私が入社したのは2007年、葬儀の業界にはまだまだ偏見を持つ方が多数いました。特にご年配の方はその傾向が強く、私自身も祖母には仕事について反対を受けていました。それを払拭したのが2008年に公開された、皆さんもご存知の名作『おくりびと』です。

実は直接の『葬儀社』のお話ではないのですが、葬儀業界に対する偏見や厳しさ、命の尊さや大切さなどが伝わる素晴らしい作品です。まだご覧になっていない方には絶対にお勧めです!!

来年の4月で平成が終わります。時代の移り変わりと共に、今後もお葬式は大きく変わっていくことでしょう。大きなお葬式から小さいお葬式へ、そして火葬のみを行う直葬へと…葬儀の規模は変わっても、そこには大切な人を思う気持ちがあります。『終活』なんて言葉もここ2~3年で生まれ、今は皆さんの知るところとなっています。フローラルホールでは終活応援と題して、事前のご相談を承っております。

『死』というものを後ろ向きに捉えるのではなく、前向きに『自分の最後のお買い物』としてご相談に来られる方が増えています。24時間ご対応しておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

葬儀ページトップへ