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【お葬式の繁忙期?】現役葬儀社が解説!葬儀繁忙期に起きる問題とは?
【葬儀の繁忙期っていつ?】冬が一番多い理由と、遺族が直面しやすい“繁忙期ならではの問題”を解説
■ お葬式の“繁忙期”はいつ?
葬儀社の繁忙期は、人の亡くなる時期と密接に関係しています。
特に影響が大きいのが寒さや気温の変化。以下が代表的な繁忙期です。
● 一番多いのは「冬」
12月〜2月の寒さが厳しくなる季節は、心筋梗塞・脳卒中などの突然の病気や
インフルエンザなどの感染症が増え結果として訃報も多くなります。
葬儀社では、この時期が年間で最も忙しくなるケースがほとんどです。
● 一時的に増える「夏」
7〜8月の猛暑も油断できません。
急激な気温上昇や熱中症、体調不良によって夏場に依頼が集中することがあります。
冬ほどではないものの、一時的な繁忙期となる傾向があります。
■ 繁忙期に起きやすい“ご遺族の困りごと”
忙しい時期には葬儀社・火葬場が立て込むことで、以下のような問題が起きやすくなります。
● ① お迎えの車がすぐ来ない
病院などへの寝台車のお迎えが立て込み
2〜3時間待ちになるケースもあります。
特に冬場は予約枠が埋まりやすくなります。
● ② 火葬場の予約が取れず、日程が伸びる
繁忙期は火葬場の予約が密集し
希望の火葬枠が確保しづらい状態に。
結果として、お葬式の日取り自体が遅れてしまうことがあります。
● ③ 追加費用が発生しやすい
火葬が先延ばしになると
-
霊安室の利用料
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お体を保全するためのドライアイス代
などが日ごとに必要になります。
3〜4日の安置で10万円近い費用になる例もあり、思った以上に費用負担が増えることも。
● ④ お葬式の開始時間がとても早くなる場合も
ようやく取れた火葬枠が「午前10時」など早い時間だと
移動時間を考えて朝8時開式など、非常に早朝から葬儀を始めるケースもあります。
■ まとめ:心配な方がいるなら“事前確認”がおすすめ
お葬式は事前に予約ができないため、どうしても繁忙期は希望どおりに進まないことがあります。
もしご家族に体調が心配な方がいる場合は
今の時期の葬儀式場の空き状況や、火葬場の予約状況を葬儀社に確認しておくことをおすすめします。
備えがあるだけでいざという時の心の負担が大きく変わります。



