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〈YouTube新着動画〉【必要?】お湯灌はなぜ行うのか?費用はどのくらい?詳しく解説!

フローラルホール公式YouTube更新しました!

大切な方をお見送りする際に行われる儀式のひとつが「湯灌(ゆかん)」です。

「聞いたことはあるけれど、実際にはどんなことをするの?」「費用はどのくらいかかるの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、湯灌の意味や流れ、費用の目安についてわかりやすくまとめました。

湯灌とは?その意味と歴史

湯灌とは、亡くなられた方のお体を洗い清める儀式のことです。

かつてはご遺族が自ら手をかける最後の行為とされていましたが現代では専門の「湯灌師(ゆかんし)」によって行われることが一般的になっています。

宗教的な意味合いとしては、

  • 生前の苦しみや痛みを洗い流す

  • 産湯に見立てて「生まれ変わり」を願う

といった想いが込められています。

湯灌を行うタイミングと立ち会い

湯灌は多くの場合、お通夜の前までに行われます。これは、参列者に故人の最も美しいお姿を見ていただくためです。

立ち会いは基本的にご家族のみで、ご友人や近所の方が同席することはあまりありません。

また、湯灌師はお体が見えないよう配慮しながら進めるため、安心してお任せいただけます。

葬儀社の専門浴室で行う場合もあれば、ご自宅に移動式の浴槽を持ち込んで実施することも可能です。

湯灌の具体的な流れ(所要時間:約90分〜2時間)

  1. 準備

    湯灌師が故人を浴槽へ移し、タオルで体を隠しながら服を脱がせます。

  2. ご家族によるお清め

    ご家族がひしゃくでぬるま湯をかけます。

    この際は「逆さごと」と呼ばれる習わしに従い、足元から頭へと逆の順番で洗い流します。

  3. 専門的な処置

    湯灌師が体や髪を洗い、必要に応じて髭剃りや眉の手入れを行います。

  4. 着付け

    昔ながらの白装束を着せる場合もありますが、近年はスーツやお気に入りの洋服を選ばれることも増えています。

  5. お化粧

    男性・女性を問わず、血色を整え、生前の雰囲気に近づけるために施されます。

    ご家族のご希望を伺いながら仕上げていきます。

湯灌にかかる費用

湯灌は葬儀プランに含まれていない場合、10万円〜15万円程度が相場です。

ただし、白装束など衣装代は別途になることもあるため、事前に葬儀社へ確認することをおすすめします。

金額だけを見ると決して安くはありませんが、実際に湯灌を経験されたご遺族からは



「とても美しい姿で見送ることができた」

「最後に手をかけられて満足している」



といった声が多く聞かれます。

まとめ

湯灌は、亡くなられた方を清め、生前のような姿で旅立っていただくための大切な儀式です。

費用や内容を知っておくことで、いざという時に安心して選ぶことができます。

「できるだけ自然で美しい姿で送り出したい」



そう願うご家族にとって、湯灌は心に残るひとときとなるでしょう。

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