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【世界最古の葬送法】現代日本でもできる?世界の土葬文化を解説
【世界最古の葬送法】現代日本でもできる?世界の土葬文化を解説
「お葬式=火葬」
そう思っている方が今の日本ではほとんどかもしれません。
実は、人類が最初に行っていた葬送のかたちは“土葬”でした。
今回は、世界最古の葬送法とされる土葬の歴史や宗教的背景、そして現代日本での現状について解説していきます。
■ 土葬は“人類最古の葬送法”
土葬の歴史は非常に古く、約10万年前のネアンデルタール人の時代にはすでに行われていたと考えられています。
亡くなった人を土に還す。
これは特別な儀式というより「自然な別れのかたち」だったのかもしれません。
人類の葬送文化はここから始まったと言われています。
■ 宗教と土葬の深い関係
世界で今も土葬が主流の地域には、宗教的な理由があります。
◇ キリスト教の場合
キリスト教では「最後の審判の日に肉体が蘇る」という考え方があります。
そのため、身体を残す土葬が伝統的に行われてきました。
◇ イスラム教の場合
イスラム教では
「人間は土から生まれ、土に還るのが自然の摂理」
という思想があり、火葬は禁忌とされています。
宗教の教えと葬送の方法は、密接に結びついているのです。
■ 日本ではなぜ火葬が主流になったのか
実は日本でも、江戸時代までは土葬が一般的でした。
しかし、明治時代以降
・都市部の人口増加
・衛生面への配慮
・法律や制度の整備
といった背景から、火葬が急速に普及していきます。
昭和23年に制定された法律による制限もあり
現在の日本では99%以上が火葬という状況になりました。
これは世界的に見ても非常に高い割合です。
■ 現代日本で土葬はできる?
結論から言うと、非常に稀ではありますが現在でも土葬が行われているケースは存在します。
ただし
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土葬が認められている地域が限られている
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墓地の条件や自治体の許可が必要
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実務的なハードルが高い
など、誰でも簡単に選べる方法ではありません。
現実的には「知識と準備が不可欠な葬送方法」と言えるでしょう。
■ 土葬が再び注目されている理由
近年、土葬は「エコロジーな葬送」として再評価されつつあります。
火葬に比べて
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化石燃料を使わない
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CO₂排出が少ない
といった理由から、環境への配慮という観点で注目されているのです。
海外では「グリーンバリアル(自然葬)」という考え方も広がり始めています。
■ これからのお葬式のかたち
数年後、もしかすると日本でも
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土葬の割合がわずかに増えたり
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火葬以外の新しい葬送の選択肢が生まれたり
そんな変化が起きるかもしれません。
大切なのは、「当たり前」だと思っている葬送の形が
実は時代や文化によって変わってきたものだということ。
知ることで選択肢は広がっていきます。



