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【葬儀にも資格があるの?】お葬式のプロ“葬祭ディレクター”って何?

【葬儀のプロ資格】葬祭ディレクターとは?等級・受験内容・合格のポイントまで徹底紹介

葬儀の現場でご遺族を支え、式を円滑に運営するプロフェッショナル──それが「葬祭ディレクター」です。

今回の動画では、この葬祭ディレクター資格について

概要・等級・受験資格・試験内容・合格のコツまで、わかりやすく解説されています。

■ 葬祭ディレクターとは?

葬祭ディレクターは

厚生労働省が認定する技能審査に合格した人に与えられる公的資格です。

学科では葬儀の知識全般や宗教の理解、歴史などが問われ

技能では式の設営・司会・ご遺族対応など、実務力が求められます。

元動画の中では

「資格を持つスタッフは、ご遺族からの信頼度にも大きく影響する」

という点が語られており、葬儀のプロとしての証でもあります。

■ 等級と受験資格

葬祭ディレクターには 1級・2級 の2種類があります。

2級葬祭ディレクター

  • 担当規模:家族葬などの小規模葬

  • 受験資格:葬儀業務の実務経験2年以上

1級葬祭ディレクター

  • 担当規模:社葬・合同葬など大規模葬

  • 受験資格

    • 実務経験5年以上

    • または、2級取得後2年以上

葬儀の規模や担当できる業務範囲が大きく異なるため、

現場でキャリアアップを目指す方にとって重要な資格です。

■ 試験内容と合格基準

【合格基準】

学科・技能ともに 満点の70%以上 が必要。

【学科試験】

  • 1級:50問

  • 2級:100問

    すべてマークシート式で、葬儀の歴史・宗教・実務知識が幅広く出題されます。

【技能試験(実技)】

実技試験は、現場力を問われる本格的な内容です。

● 幕張り

白い幕を受付テーブルなどに制限時間内で美しく張る試験。

見た目だけでなく「スピード」も重要です。

● 司会進行

ご家族・会葬者・宗教者の紹介を行います。

1級は一般会葬者の紹介も含まれるため、より高度な対応力が必要。

● ご遺族接遇

打ち合わせ場面を想定して

言葉遣い・情報の聞き取り・場の空気づくりなどが審査されます。


■ 合格に向けたワンポイントアドバイス

動画内で紹介されていた“リアルな現場目線のコツ”をまとめました。

● 学科対策

  • 教科書の”『葬儀概論』を徹底的に読み込む”

    → ここを押さえるのが最短ルート

● 司会・接遇対策

  • 噛んだり読み間違えたりしても、

    ごまかさず「失礼いたしました」と言い直すことが高評価に

  • 現場でも必須の姿勢のため、試験でも重要なポイントです。

● 幕張り対策

  • 制限時間内に完成できずに不合格になるケースが多め

  • 出題形式を確認し、とにかく練習してタイム短縮


■ まとめ

葬祭ディレクターは、

「葬儀の知識・技術・接遇力」を証明する公的資格です。

等級によって担当できる式の規模が異なり

試験では実務さながらの技能が問われます。

葬儀業界でステップアップを目指す方にとって

確かな信頼とスキルを得られる大切な資格といえるでしょう。

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