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【意外と知らない!?】お棺に入れていいもの・ダメなもの!火葬前に確認を!

【お棺に入れていいもの・いけないもの】大切な人への最後の贈り物

葬儀の際、故人様のお棺に入れるものには、実はさまざまな決まりがあります。

「思い出の品を入れてあげたい」というお気持ちはとても自然なものですが、火葬の過程や安全面から注意が必要な場合もあります。

今回は、お棺に入れて“よいもの”と“入れてはいけないもの”について、わかりやすく解説します。

お棺に入れてもよいもの(副葬品)

「副葬品(ふくそうひん)」とは、故人様があの世でも困らないように、また“想いを一緒に”という気持ちを込めて納められる品物のことです。

たとえば──

  • 故人様が好きだった食べ物

    お菓子や果物など、燃えやすく少量であれば問題ありません。

  • 愛用されていたお洋服

    男性であればスーツなど。ただし、革製品(皮靴やベルトなど)は不可です。

  • 故人様宛ての手紙

    感謝の言葉や想いを込めたお手紙は、多くのご家族が入れられる定番の品です。


お棺に入れてはいけないもの

火葬場では、燃え残りや爆発の危険、火葬炉の損傷などの理由から、入れられないものが定められています。

ルールは火葬場や地域によって異なりますので、事前に葬儀社や火葬場へ確認しておくと安心です。

区分 具体例 理由
燃え残るもの 皮革製品・金属製品・プラスチック製品 火葬後に燃え残るため
爆発の恐れがあるもの 補聴器・CDなど 火葬炉内で破裂し、職員が怪我をする危険があるため
大量の灰が出るもの 分厚い本・雑誌 お骨上げに支障をきたすため
水分を多く含むもの スイカ・メロンなど大型の果物、2Lペットボトルなど 火葬が不完全に終わる可能性があるため

注意が必要なもの

  • 家族写真などの集合写真

    禁止ではありませんが、写っている方が「一緒に入るのはちょっと…」と感じる場合もあります。

    入れる前に、一緒に写っている方に確認を取るのが望ましいでしょう。


最後に

故人様が「自分の旅立ちのとき、何を棺に入れてほしいか」

生前のうちにご家族へ伝えておくことも、大切な“終活”の一つです。

大切なのは、「何を入れるか」よりも「どんな想いで送るか」

心を込めて、故人様の旅立ちを見送る時間を大切にしていきたいですね。

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